スマホの詐欺被害に遭う人は年々増加傾向で、実際に警視庁からの注意喚起もされているほどです。
この記事ではスマホの詐欺被害に遭わないための対策や実際に起きた詐欺被害について紹介していきます。
携帯ショップ店員ならではのリアルな情報をお届けしていきます。
この記事のポイント
- スマホ詐欺の内容とは
- 実際にあった詐欺被害を紹介
- 詐欺に遭わないための対策を知る
らこ
- 元携帯ショップ店員(責任者)
- 携帯ショップ経験を基に情報を発信
- スマホ、プランについて詳しい
- 携帯ショップの裏話などもお届け
実際にあったスマホ詐欺被害との内容
詐欺には様々な種類があります。
今回は携帯ショップに来るお客さまで最も多い内容を紹介します。
身の回りには危険が潜んでいるため、常に危機管理をもって対策するようにしましょう!
主な3つの詐欺は以下の内容です。
架空請求の詐欺
架空請求詐欺に多いのは、知らない電話番号からの着信に出てしまうことです。
あたかも実際に金額が発生したかのように未納料金の支払いを要求されます。
サイト閲覧によるもので、会員登録されている内容を伝え高額請求される悪質な詐欺です。
フィッシング詐欺
実際の信頼された企業に偽り、本物かのようにSMS(ショートメッセージ)や偽メールによる誘導をします。
このような詐欺メールをクリックし先に進んでしまうと、登録したIDやパスワード・個人情報(クレジットカード番号やメールアドレス等)を抜き取られ悪用されてしまいます。
抜き取られた個人情報は闇サイトで売られ、クレジット情報は約5,000円、メールアドレスは約3,000円ほどで取引されていると言われています。
これをダークウェブと言います。
ダークウェブとは、私たち一般人はアクセスすることができない特殊なブラウザで接続する闇サイトのことです。ここでは個人情報が売買されています。
セキュリティ未設定によるウイルス感染
セキュリティソフトを入れずにスマホを使うことで、不正アクセスやウイルスに感染してしまう恐れがあります。
万が一ウイルスに感染すると盗聴や住まいなどの居場所を特定され、犯罪に巻き込まれるケースもあります。
スマホが操作不能になり、対処方法としてはデータをすべて削除する初期化しかありません。
セキュリティ対策はしっかりするべきです。
この3つの中で最も多い被害はフィッシング詐欺です。
知らずにサイトを開きアクセスしてしまう人があまりにも多すぎます。
クリックしてアクセスしてしまうと手遅れになります。この時点ですでに個人情報が抜き取られています。
少しでも怪しいを思ったメールは削除しましょう!
携帯ショップで対応した3つの詐欺内容を紹介
ここからは携帯ショップで実際にあった詐欺被害を紹介します。
数多くのお客さまが被害に遭い、携帯ショップに駆け込んできます。
SMSの大量送信による高額請求
自分で操作していないのに不特定多数の人に大量のSMSを送られる被害です。
SMS送信件数は数百件に上り、1ヵ月に3万円以上の高額請求がきたお客さまがいます。
いつもより毎月のスマホ料金の請求金額が高いことに気づき、慌てて携帯ショップに来ました。
口座振替やクレジット支払いになっていると気づかないこともあります。
原因の特定は難しいですが、何らかの誘導による電話番号の抜き取りで起きた詐欺被害によるものです。
偽メールによる個人情報漏えい
迷惑メールとは知らずに開き、普段から使っているサイトだと思い情報を入力。
名前・住所・生年月日・電話番号などの個人情報が流出してしまいました。
漏えいした情報は取り戻すことが不可能なので対策を余儀なくされます。
このような巧妙な手口により騙されてします人がいるので、他人事ととらえずに危機管理をしっかり行いましょう!
第三者に勝手に買い物をされる
ショッピングサイトで買い物をしていないのに勝手に買い物をされた履歴と請求が発生。
話によると、よく利用するショッピングサイトをブラウザで検索し、偽サイトとは知らずアクセス。そこから第三者に購入されたようです。
本物かのように見せるサイトが多いため、大手企業だからといい信頼しきってはいけません。
このようなケースは偽Googleクロームに多く見られ、偽サイトとして扱われることがあります。
詐欺被害に遭わないための対策
誰でもすぐにできる被害に遭わないための対策を紹介していきます。
今日から始められることなので、知らなかった方でも安心してセキュリティ対策ができます。
着信があった知らない電話番号を調べる
フリーダイヤルや知らない番号からの着信は誰にでもあることです。
すぐに電話に出るのではなく、一旦webサイトで検索して見ましょう!
非常に有効的な方法で、検索結果が出れば電話番号による企業の特定もできますし、全く知らない番号であれば詐欺によるものとわかります。
私は常に着信があった際は一回で出ずに、まずは電話番号を検索するようにしています。
迷惑メール送信元の@マーク以降を確認
迷惑メールの送信元の多くは@マーク以降が長く、英数字バラバラなことがあります。
送信元の情報も調べることで、本物かどうかチェックすることができます。
迷惑メール設定は大前提です!
webサイトのURLを確認
URLを確認することで本物かどうか見分けることができます。
例として、Amazonで検索するとします。
通常AmazonのURLはhttps://www.amazon.co.jp/ですが、偽サイトだと文字化け(バグ)や違う表示になっているので、このような見分け方を参考にしてみてください。
また、お問い合わせや利用規約・プライバシー規約などが存在しないため、怪しいと思ったら細かい所もチェックすることをおすすめします。
超重要!セキュリティソフトで対策
セキュリティ対策は世界一のセキュリティを誇るノートンがおすすめです。
警視庁のホームページで、スマホを使う人はセキュリティ対策をしましょうと書かれるほど注意喚起をされています。
ノートンは世界で最も売れている実績のあるセキュリティソフトで、携帯ショップや家電量販店でも販売をしています。
SNSやフィッシング詐欺、アプリをインストールする前のセキュリティも動作するため、安心してスマホやパソコンを使えます。
私も実際にノートンを利用していて、複数のデバイスで共有しています。
フリーWi-Fiの対策も一緒にできるので、これさえ入れておけば悪質な被害に遭う確率を下げられます。
販売店で購入すると高いので、下記正規サイトからの申し込みをおすすめします。
会員登録した大手企業からの情報漏えいも多発しているので、自分の身を守るためにもセキュリティ対策は万全に行うべきです。
詐欺被害で携帯ショップに行っても意味がない理由
携帯ショップ店員は詐欺被害に特化した警察でもなく、サイバーセキュリティ―課でもありません。
詐欺被害に遭った際の請求金額を返金することもできなければ、相手を特定することも不可能です。
まずは警察に相談しましょう。携帯ショップができることは、電波を止めたり迷惑メール設定操作や料金の支払いくらいです。
まとめ
スマホ被害に遭わないための対策や、実際の被害内容を紹介しました。
- 架空請求の詐欺
- フィッシング詐欺
- ウイルス感染
これらの詐欺には十分注意してください。
スマホには沢山の個人情報が入っているので、セキュリティ対策を万全に行い被害を未然に防ぎましょう!
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